ブラジル大統領選、労働党と社民党で決選投票へ-緑の党も票を伸ばす

投稿日時 2010-10-04 22:43:54 | カテゴリ: ニューストピック

 3日投開票のブラジル大統領選は、労働党のルセフ候補が47%でトップに立つものの過半数には届かず、上位2人による31日の決選投票に進むことになった。2位は社民党セラ候補の33%。一回目の投票でルセフ候補が当選すると予想されていたが、3位の緑の党シルバ候補が19%と予想以上に票を伸ばしたため、決戦投票となった。労働党の支持票の一部が緑の党に流れたとみられる。

 決戦投票ではルセフ候補の当選が確実視されている。同候補は軍事政権時代に反政府左翼ゲリラとして闘った女性で投獄や拷問された経験もあるという。ブラジル株式市場は、新政権への期待から投票日を前に値上がりしている。


ブラジル大統領選、決選投票へ ルセフ氏過半数に届かず(朝日2010年10月4日)
http://www.asahi.com/international/update/1004/TKY201010040086.html

与党・労働党のルセフ候補。左は現職のルラ大統領
 南米ブラジルで3日、ルラ大統領の任期満了に伴う大統領選挙が投開票された。ルラ氏の支援を受け、同国初の女性大統領を目指す与党・労働党のジルマ・ルセフ候補(62)が、開票率99.96%の段階で得票率46.90%とトップに立っている。ただ、ルセフ氏の得票は当選に必要な過半数には届かず、上位2人による31日の決選投票に進むことになった。

 2位は社会民主党のジョゼ・セラ候補(68)で、得票率は32.62%。決選投票は、2期8年続いたルラ政権の継承を掲げるルセフ氏と、ルラ政権の前のカルドーゾ政権で保健相を務め、減税などを訴えたセラ氏の争いとなるが、ルセフ氏が勝利するとの見方が強い。

 地元メディアは事前の世論調査の結果などから、ルセフ氏が決選投票を待たずに勝利するとの見通しを伝えていたが、3位につけた緑の党の元環境相マリナ・シルバ候補が19.33%を得票しており、ルセフ氏の票が流れたとみられている。

 ルセフ氏は、ルラ政権で鉱業エネルギー相や官房長官などを歴任した。軍政時代に非合法の左翼ゲリラのメンバーとして活動し、収監された経験もある。貧困層への支援策などで8割の支持率を誇るルラ氏が全面的に支持。ルラ氏の人気にも支えられ、ルセフ氏は選挙戦を常にリードしてきた。

 一方、セラ氏は減税や税制の簡素化、低金利政策などを公約に掲げ、中間層や知識層などに支持を訴えた。


ブラジル大統領選、ルセフ氏とセラ氏で31日に決選投票(ロイター2010年10月4日)
http://www.asahi.com/international/reuters/RTR201010040034.html

 3日投開票のブラジル大統領選で最高選挙裁判所(選挙管理機関)は同日、最多得票の与党・労働党のルセフ候補(前官房長官)が当選に必要な有効投票の過半数を確保できず、ルセフ候補と野党・ブラジル社会民主党のセラ候補(前サンパウロ州知事)による決選投票を10月31日に実施すると発表した。…中略…

 決選投票では、ルセフ候補がセラ候補を下し、同国初の女性大統領になるとみられている。

 ルセフ候補は、現職のルラ大統領の後継者として、好調な国内経済を背景に国民の支持を集めた。

 ルセフ候補、セラ候補とも、社会保障と投資家の双方を重視する現政権の政策を踏襲するとみられ、ブラジル株式市場は、新政権への期待から投票日を前に値上がりしている。

 ルセフ候補が、第1回投票で当選を決められなかった背景には、側近のスキャンダルや妊娠中絶など社会問題をめぐるキリスト教保守派の懸念が影響したとみられている。




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