ギリシャで反IMF暴動 「IMFは出て行け!」と

投稿日時 2010-05-07 16:17:15 | カテゴリ: ニューストピック

融資の代償、負担増に激怒 ギリシャ 新緊縮財政措置(産経)
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/100507/mcb1005070504009-n1.htm



政府が新たな緊縮財政措置の導入を決めたギリシャで混乱が広がっている。今年3度目のゼネストが行われ、首都アテネではデモ隊が建物に放火し、銀行員3人が犠牲となった。緊縮財政は、欧州連合(EU)と国際通貨基金(IMF)から総額1100億ユーロ(約13兆2759億円)の支援を受けるのと引き換えに導入を決めた経緯があり、ギリシャ国民の間からはIMFなどへの不満の声も挙がっている。

混乱のきっかけはギリシャのパパンドレウ首相が今月2日に打ち出した追加の財政再建策。同国の労組が「残忍」と呼ぶその中身は、2回目となる公務員の賃金カット、3年間の年金凍結、売上税の引き上げ、燃料やアルコール類、たばこの値上げなどだ。

ギリシャでは3月までに、増税や公務員の給与削減などの緊縮策を導入しており、さらなる負担増が国民の怒りに火を付けた。

ゼネストは官民の労組が全国規模で実施。航空管制官や教員が職場放棄するなど、空港や鉄道、学校、病院などの機能がまひ状態に陥った。また、大規模なデモ行進が行われた首都アテネでは、財政危機による混乱で初の死者が出た。

消防当局の発表によると、アテネ中心街にあるマーフィン・エグナシア銀行が入居するビルに放火。建物内で働いていた男女の行員3人が煙に巻かれて死亡した。デモ隊はこのほか少なくとも3つの建物や車などに放火。消防車30台、消防士80人が出動して消火活動に当たった。

デモ隊は国会議事堂への突入も試み、阻止しようとする機動隊と衝突。また、中央銀行が入るビルに投石するなど活動をエスカレートさせ、警察は催涙ガスを使用してこれに対応した。

混乱拡大の背景には、自国政府に厳しい緊縮財政を強いるEU諸国やIMFへのギリシャ国民の不満もある。

パパンドレウ首相は先月23日、国債格下げなどを契機に金利が急上昇したことを受け、EUやIMFに支援を要請。EU、IMFはギリシャ救済の協調融資に合意したものの、徹底した緊縮財政を求めた。

デモに参加するためアテネに来た弁護士のバーバラ・チェルブさん(37)は、「他にも複数の選択肢があった。IMFへの支援は必要なかった」と怒りをあらわにする。

財務省ビルの中央部に立つ複数の柱には、赤い塗料で「IMF出ていけ」と書かれてある。財政危機に直面するギリシャが、国際社会と自国民の双方が納得する再建策をいかに打ち出していくのか。パパンドレウ首相は厳しい判断を迫られている。






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